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ワークショップ
【佐々木畳工業さん】畳の芯材を作りました。
こんにちは。地域おこし協力隊の稲葉です。
8月10日、スタッフ全員で佐々木畳工業さんへ行ってきました。
佐々木畳工業さんは加美町・中新田にある老舗の畳屋さんで、明治の創業から変わらず
稲藁(いなわら)芯材を使った畳を製造されています。
この日はなんと、佐々木さんのご厚意でリロカリコクリが新調する畳の芯材づくりに
参加させていただきました。
ということで今回は芯材づくりの様子をお届けします。
芯材は、藁が層になるように向きを変えながら並べ圧縮して作られます。
断面を見てみると、その様子がよくわかります。
このような3段構造になるようにすることで、どちらか一方の向きではなくどの方向にも
強度がある芯材になるのだそうです。
この層を目指して、佐々木さんに教えていただきながらスタッフも挑戦です!
まずは機械に沿って縦に藁を並べていきます。
次は、横向きに厚く藁を並べていきます。
最後はまた縦に並べていくのですが、
このように手で積み上げたら、機械で下に押し出されて先ほどの藁と合わさります。
この作業を行う場所からの景色を見てみると、結構高い場所での作業ですよね。
改めて芯材を作る機械の大きさを実感しました。
藁を並べ終わったら、あとは機械で圧縮~切断されて芯材の完成です。
この芯材に、イグサで作られた畳表を張ると私たちの見慣れた畳になります。
畳表を張る作業は一枚一枚手作業になるので、佐々木さんにお願いしています。
畳が出来上がる日が楽しみです♪
佐々木畳工業さんでは加美町を中心に大崎・古川の米農家さんから仕入れた藁を使用されています。
しかし、現在芯材に使えるような長いままの藁の仕入れ先はどんどん減っているそうです。
稲をコンバインで刈り取ると、切断された細かい藁しか残らないため
藁が長いまま稲を刈り取られている、限られた米農家さんから仕入れられています。
田んぼがたくさんある=芯材に使える藁がある、ではないことに驚きました。
日本の伝統品である昔ながらの畳を作られていて、これからも残していこうと活動されている
佐々木さんのような職人さんがいらっしゃることは加美町の魅力の一つだと思います。
記事を見て興味を持っていただいた方がいらっしゃいましたら
佐々木さんの工房、艸々庵さんのインスタグラムもぜひご覧ください!
https://www.instagram.com/sasaki_tatami/?hl=ja
佐々木さん、とっても貴重な経験をさせていただきありがとうございました。